ごあいさつ

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2050年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指す世界的な要請の中で,科学技術はこの難題にどのように立ち向かうべきなのか大きな課題を突き付けられています.このような中でも持続的な成長を成し遂げながら,明るい未来を構築していくことが今後の科学技術に求められる最大の課題と言えるでしょう.

このような社会を実現するためには、これまでの縦割りがなされてきた学問体系の中での研究開発では対応できません.すなわち,電気系、機械力学系、熱エネルギー系の異なるエネルギー変換工学体系を横断できる革新的な理論体系の確立が必須となります。我々の研究グループは、50年以上にわたり、異なる工学体系間においても、回路論を共通解析構造としてエネルギーシステム解析が統一化できることを世界に先駆けて提示してきました。

これまでは,この理論を適用するとともに,機器開発の基盤となる多くの基礎研究を通じて,ヒートポンプをはじめとする熱エネルギーシステムを具体的に開発し,機器として具現化してきました.今後は,脱炭素社会の実現に必要不可欠な「水素エネルギーサプライチェーン」,「地産地消エネルギー」,「再生可能エネルギー」をはじめとしたエネルギー供給網から需要側としての「住空間」,「生産技術」,「農食管理」にまでその適用範囲を拡大していきます.ここでも,基礎研究から,具体的なシステム開発までをも実施することによって,我々の研究グループから今後のエネルギー社会の在り方を世界に提示していきます.

2050年までには,あと30年間しかありません.まさに諸君が社会の中心なる時代です.明るい未来社会を作れるかどうかは皆さんの手にかかっています.

 基幹理工学部 機械科学・航空宇宙学科

教 授 齋 藤 潔

最新情報

2023.05

齋藤教授が、第24代日本冷凍空調学会会長に就任いたしました。
2025年には、100周年を迎える長い歴史を持つ学会です。冷凍空調技術は、カーボンニュートラル実現になくてはならない高性能なヒートポンプ技術の一つです。機器の更なる高性能化,冷媒転換を早急に進めるとともに、この技術が創りうるカーボンニュートラル社会を共創し、該当分野の更なる発展のために全力を尽くします。

公益社団法人 日本冷凍空調学会

空調タイムス 5月24日号

2023.05

齋藤教授,ニコロ教授が,令和4年度日本冷凍空調学会論文賞を受賞しました.
AIを活用して熱交換器の最適設計を行ったものであり,今後熱交換器の設計方法を大きく変革するものと考えられています.
引き続き,熱利用技術にAIやDXを導入し,その設計や制御手法を一新していきたいと考えています.
第50回 令和4年度日本冷凍空調学会賞「学術賞」を受賞

2023.04

齋藤教授が,カーボンニュートラル研究におけるトップ研究者の一人としてPI選出されました.
Top-Level PI in the carbon neutrality ociety research field

早稲田大学は、カーボンニュートラルの実現を研究の柱と設定いたしました.
総合大学としての強みをいかして、文理の枠組みを超えた研究力を結集し、世界のSDGs達成に向けたカーボンニュートラルの実現を目指しています.
早稲田大学カーボンニュートラル社会研究教育センター

2023.01

齋藤研究室で開発した産業用ヒートポンプシミュレータがFocus NEDOで紹介されました.
簡単入力で導入効果を見える化!産業用ヒートポンプシミュレーター

2022.04

2022.04

齋藤教授が早稲田大学の新機構「持続的環境エネルギー社会共創研究機構」の初代機構長に就任いたしました.

2022.04

早稲田学報1252号(2022年4月号)に齋藤研究室が紹介されました.

2022.03

日経アーキテクチャー2022年3月10日号に齋藤教授の記事が掲載されました.

2022.03

齋藤教授が3年連続で早稲田リサーチアワードを受賞しました.
2021年度 早稲田大学リサーチアワード WASEDA RESEARCH AWARD 表彰式

2021.03

齋藤教授が2年連続で早稲田リサーチアワードを受賞しました.
2020年度 早稲田大学リサーチアワード WASEDA RESEARCH AWARD 表彰式

2020.10

「次世代ヒートポンプ技術戦略研究コンソーシアム」オープニングセレモニーが開催されました.

2020.09

齋藤教授によって,環境エネルギー技術総合評価センターが設立されました.

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